2022年

 2022年の干支は「壬寅(みずのえとら)」
2022年は十干が「壬(みずのえ)」、十二支が「寅」の年にあたるので、干支は「 壬寅(みずのえとら)」です。

壬寅(みずのえとら)はどんな意味を持つ干支?
「壬」は「妊に通じ、陽気を下に姙(はら)む」、「寅」は「?(ミミズ)に通じ、春の草木が生ずる」という意味があります。
そのため「壬寅」は厳しい冬を越えて、芽吹き始め、新しい成長の礎となるイメージです。

寅の方角、寅の刻
干支は、年、月、日、時間、方位などを示すためにも使われます。

「子」から始まり時計回りに12等分すると、寅は東から30度の方角(東北東)。
時代劇などでしばしば耳にする「丑寅(うしとら)」の方角(北東)は、丑と寅の中間点で、陰陽道の鬼門とされてます。

寅の刻は、午前4時を中心とする前後2時間。

 寅年の出来事

 最近では2010年、1998年、1986年が寅年にあたります。起こった出来事を抜粋すると次の通りです。

2010年:民主党政権下で菅直人総理が誕生・小惑星探査機「はやぶさ」が7年ぶりに帰還し小惑星「イトカワ」の微粒子の回収に成功・円高で6年半ぶりに日銀が市場介入しゼロ金利が復活

1998年:Windows98発売・サッカーワールドカップフランス大会に日本初出場・横浜ベイスターズが38年ぶり日本一

1986年:男女雇用機会均等法が施行・ファミコンソフト「ドラゴンクエスト」発売・土井たか子議員が日本社会党委員長に就任し日本の主要政党で初の女性党首に

新しい発想の製品やサービスが生まれ、初めての出来事も多く起こっています。
どれにも寅年の「芽吹いたものが成長する、目立つ」という傾向が反映されているといえそうです。

トラにまつわることわざ
中国の故事に欠かせないトラは、ことわざにも多くみられますね。十二支では「寅」の文字を使うのが正解ですが、ことわざでは「虎」の文字が使われます。トラにまつわることわざを見てみましょう。

・虎の威を借る狐(とらのいをかるきつね)
力の弱い人が有力者の権威を頼り威張ること
・虎の子(とらのこ)
母虎が子を大切に育てることから、大事に持ち続けている物や手放さないさま
・虎は千里行って千里帰る(とらはせんりいってせんりかえる)
虎は1日に千里を往復できるといわれることから、勢いが盛んなさま
・虎の尾を踏む(とらのおをふむ)
猛獣の虎の尾を踏むのはきわめて危険なため、危ないことに手を出すこと
・虎視眈々(こしたんたん)
鋭い目つきで獲物を狙う虎のように、隙を狙って機会を待つこと
・虎穴に入らずんば虎子を得ず(こけつにいらずんばこじをえず)
虎の住む洞穴に入らなければ虎の子をつかまえることができないことから、リスクを冒さなければ成功を得られないこと

本年もご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

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