ふじおか不動産株式会社

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家づくりのヒント

こちらのコラムでは、様々な家づくりのヒントについて知る事ができます。
暮らしの様々な住まいの事を紹介しているので、新しい物件で生活を始める方は是非参考にしてください。
50代からのいえづくり
1.50代は家族の曲がり角
50代は、いろいろなものからの開放が始まる年代です。子育て、住宅ローン、親の介護、そして責任ある立場から離れて仕事からも・・・。そうした中でも、これから家づくりを考える上で、一番考えなければならないのは、家族関係がこれからどう変わるかということです。
下図を見てください。世帯主が50歳以上の世帯の家族構成を示したものですが、50代前半では夫婦と子供といういわゆる核家族が、全体の43%を占めます。ところが60代前半になると30%、後半では20%を割っています。
これに対し夫婦のみの世帯は、50代前半では10%強しかありませんが、後半で20%、60代前半で30%と、5歳刻みで10%づつも増えていきます。60代後半では37%まで高まり、これに配偶者が亡くなるなどの単身世帯21%を加えると、6割近くが子供と同居せずに暮らしていることになります。
2.我が家の未来カレンダーを作ってみよう
このように50代になると、子供の独立、親の介護など、家族構成が大きく変わり始めます。家庭の器である家づくりは、こうした変化をある程度織り込んでおかないと、不必要に大きな家になったり、逆に増築する羽目になります。
ただ理屈では分かっていても、いざ、新居のプランを考える時、今の家族構成がずっと続くという前提で進める方が大半のようです。そうしたことを防ぐには、下に示したような「我が家の未来カレンダー」を作ってみるのがよい方法です。子供がいつ大学に入り、いつ頃結婚するかなどの、基本的な事柄を記入するだけで、案外いろんな事が見えて来るものです。
また夫、妻各々が子世帯との同居をどのように考えているのか、自分たちの両親を介護する可能性はないのかといったことも、本音で話し合っておく必要があります。
    
 3.50代以降の家づくりのポイント
以上から分かるように、50代からの家づくりの第1ポイントは、「この先誰と暮らすか」ということです。それによって、当然プランはかなり変わってきます。
例えば子世帯との同居の可能性が高いといっても、娘夫婦との同居と息子夫婦との同居では、水回り始めプランの分離度合いが大きく変わってきます。いずれ田舎の両親を呼び寄せなければならないとしたら、1階の和室はリビングから独立させトイレに近く、といった配慮が必要になるでしょう。
下図は家づくりにおいて何を重視するか、年代別に見たものですが゛、50代以上が、40歳以下と大きく異なるのは、家事のしやすさ・省家事ということです。40代以下では上位6に入っていないが、50代では2番目、60代になると一番重視することになります。長いこと家事をしてきた主婦にとって、体力の衰えを実感し始めるし、少し楽になり趣味を始めたい、といったことが理由でしょう。
もう一つ目につくのは、安全性重視です。安全は大きく3つに分けられ、1つは対防犯、2つ目は地震や火事などの対災害、3つ目は転倒や火傷等住宅内事故です。その中でも最近関心が高いのが、対防犯いわゆるセキュリティです。
若年層に比べ資産はあるし、子供の独立や主婦の家事・子育てからの開放で、住宅が昼間の住居者をなくしつつあることが背景でしょう。昼間だけでなく、旅行などで一時的な空き家状態になることも少なくありません。因みに、アンケートによると、旅行中で住まいに関して心配なことは
①??? 玄関などの施錠
②??? 庭木などの水やり
③??? ガスの元栓
④??? 家電製品の電源
⑤??? ペット
がペスト5です。施錠やペットの様子などは旅先から確認できる、ITサービスなども登場してきており、旅行の好きな方は採用するのもいいかもしれません。
 

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