ふじおか不動産株式会社

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こちらのコラムでは、地域情報の様々な事について知る事ができます。
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富士の巻狩り
富士の巻狩りの伝承
 現在、NHKの大河ドラマで「鎌倉殿の13人」が放映され人気があるようです。
鎌倉時代は、御殿場が「御厨」と呼ばれてました。ここでは富士岡地区における「富士の巻狩り」の伝承について取り上げてみました。

鎌倉時代、源頼朝が現在の御殿場市・小山町周辺で行った大規模な巻狩は、富士の巻狩と呼ばれています。御殿場市内には、富士の巻狩にまつわる旧跡や伝承が数多くあり、富士の巻狩と関係があるとされる地名も数多く残っています。
征夷大将軍となり、名実ともに天下人としての地位を築き、鎌倉幕府を不動のものとした源頼朝。鎌倉幕府の力を天下に示し、御家人や武士たちの士気を高めるために、狩りを兼ねた一大軍事演習を富士の裾野で実施しました。
 御殿場市内のどの辺で狩りを行ったのでしょう。
 板妻から印野地区には、物見所や旗印が置かれたとされる塚の伝承が多く、勢子が獲物を追い立てたところであるといわれています。
 また、仁杉・中畑周辺や富士岡地区と原里地区の境界付近には狩りと食事に関する伝承が多く、獲物を仕留め、食事や休息をとったところであるといわれています。
 御殿場市・小山町周辺での巻狩は10日余りで終わり、舞台は富士宮市周辺に移りましたが、市内には多くの伝承が残っています。
※勢子(せこ、せご)とは、狩猟を行う時に、山野の野生動物を追い出したり、射手(待子:まちこ、立間:たつま)のいる方向に追い込んだりする役割の人を指します。
富士岡地区の伝承
 駒門
 富士岡地区にある地名「駒門」は、 源頼朝が富士の巻狩に際し、愛鷹明 神に奉納するための馬 99 頭を集め、 この地に柵を作って放牧したことに 由来すると伝わっています。
 矢場居
 中清水区にある地名「矢場居」は、 富士の巻狩に際し、神場に陣を置い た源頼朝が最初に矢を射た場所、矢 場射から矢場居と呼ばれるように なったと伝わっています。
 夫婦石
 竈区には、「夫婦石」と呼ばれる 一対の巨石があります。富士の巻狩 に際し、竈として使われたという伝 承があり、この辺りが竈と呼ばれる ようになった由来と伝わっています。
御殿場市竈336
 荒樫
 大坂区にある御殿場かいせい病院の近くに金比羅神社があります。かつてこの境内に大きな樫の木があり、巻狩りにきた頼朝が大変見事な木であるため、霊樹として祭ったと伝えられ、その木を「荒樫」(あらがし)と呼んでいたと言います。

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